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人間は日々さまざまな作業をすることで、生活し、人生を送っています。朝に身だしなみを整えることも、料理や洗濯をすることも、趣味を楽しむことも、すべて生活の中にある作業です。飲酒もその1つと考え、飲酒という作業に頼らない生活習慣を身につけることが断酒への近道になるという考えのもと、さまざまな活動の場と機会を提供しているのが作業療法士です。どんな作業が合うのかは、1人ひとりによって違うため、読書や音楽鑑賞、創作活動や料理、ランニングやトレーニングなど、本人がやりたいこと、好きなことが見つかるよう、多種多様なプログラムをご用意しています。入院中に作業療法士とともにさまざまなプログラムに参加し、多種多様な活動に取り組んだ経験が、退院後の生活の立て直しにつながった例は決して少なくありません。しかし、自分1人の力や努力で、飲酒に代わる作業を見つけることは容易ではありません。新しい断酒生活に必要な自分に合った作業を、作業療法士と一緒に見つけていきましょう。